LCCピーチ成田便が就航 奄美、インバウンド増期待

奄美空港へ降り立ったピーチ・アビエーションの初便=1日、奄美市笠利町の奄美空港

奄美空港へ降り立ったピーチ・アビエーションの初便=1日、奄美市笠利町の奄美空港

 格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(本社・大阪府田尻町、井上慎一代表取締役CEO)の奄美―成田路線が1日、就航した。両空港で同日、出発と到着に合わせたセレモニーが開かれ、官民の関係者らが就航を祝った。奄美空港での到着イベントには三反園訓知事も駆け付け、「多数の国際線を有するピーチの就航で奄美を訪れる来日観光客も増える」とインバウンド増に期待した。

 

 同路線は8月31日に奄美関連路線の運航を終了したLCCバニラ・エア(本社・千葉県成田市)との経営統合に伴う路線移行で、機体はバニラの塗り替え機となるエアバスA320型(定員180人)。成田発の初便には幼児を含む161人が搭乗し、午後4時26分、奄美空港へ降り立った。

 

 井上代表は到着ロビーで開かれたセレモニーで、「豊かな自然と多様性、独特の文化を持つ奄美群島は国内外の旅行者をひきつけると確信している。奄美の魅力を発掘、発信してゆく」などとあいさつ。アジア各国に多くの路線を持つ同社の強みを強調した。

 

 あまみ大島観光物産連盟の有村修一会長は「独自の伝統や文化、自然を島外の人にも愛してもらいたい」と述べ、「ピーチ効果」を期待。三反園知事は来夏の実現を目指す世界自然遺産登録に触れ「登録後どのように観光展開をしていくかについても地元と共に取り組みたい。ピーチ就航が奄美の産業と観光の振興、交流人口増加につながれば」と語った。

 

 奄美―成田路線の料金は最も安いシンプルプランで5990~3万9290円。同社の奄美―関西国際空路線は12月26日に就航する。