ハブ咬傷予防ポスターコンに応募582点

2018年01月30日

地域

ハブ咬傷予防ポスターコンクールで入賞・入選し、表彰状を受け取る児童=28日、奄美市名瀬

ハブ咬傷予防ポスターコンクールで入賞・入選し、表彰状を受け取る児童=28日、奄美市名瀬

 2017年度ハブ咬傷予防対策ポスターコンクール(ハブ対策推進協議会主催)の表彰式が28日、奄美市名瀬の県大島支庁と徳之島町の徳之島保健所であった。入賞・入選した小学生15人と学校賞の亀津小に表彰状が贈られた。

 

 コンクールは、群島内で毒蛇のハブが生息する奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島の小学生が対象で、51校から582点の応募があった。

 

 奄美市であった表彰式で同協議会会長の鎮寺裕人大島支庁長は「ハブは人家の近くや畑に出ることもある。皆さんの作品は、住民や観光客がハブに咬まれないよう注意するために、とても役に立つ」とあいさつした。

 

 ハブが大きく口を開ける姿を描き、高学年の部最優秀賞を受賞した奄美小6年の村田優佳さん(12)は「ハブのうろこを1枚1枚丁寧に描いた。ハブの危険さや怖さを伝えるため、背景は赤にした。将来はイラストレーターを目指している。自分の絵がポスターになるのはうれしい」と話した。

 

 同協議会によると、17年には奄美大島で16人、徳之島20人が咬傷被害に遭った。

 

 最優秀賞と優秀賞作品は啓発ポスターとして学校など関係機関に配布されるほか、公共施設に掲示される。

 

 入賞・入選者は次の通り(敬称略)

 【低学年】▽最優秀 久保侃大(西阿木名小2年)▽優秀 眞形凰覇(亀徳小2年)▽入選 德永瑛亮(大勝小2年)渡邉優直(同)久保芳嘉(亀津小1年)

 【中学年】▽最優秀 柳明佳(亀津小4年)▽優秀 阿世知優衣(名瀬小4年)▽入選 宮田敬太(岡前小4年)渡邉優人(大勝小4年)吉田春菜(西阿木名小3年)

 【高学年】▽最優秀 村田優佳(奄美小6年)▽優秀 林琉音(大和小6年)久保妃可(亀津小5年)▽入選 渡邊琴々音(朝日小6年)柚木天音(尾母小6年)

 【学校賞】徳之島町立亀津小学校