伊丹-奄美線、就航45周年祝う

2018年01月12日

地域

伊丹―奄美大島線の就航45周年で、開設当時の制服を着て搭乗客に記念品などを配る客室乗務員(中央)ら=11日、奄美市笠利町の奄美空港

伊丹―奄美大島線の就航45周年で、開設当時の制服を着て搭乗客に記念品などを配る客室乗務員(中央)ら=11日、奄美市笠利町の奄美空港

 日本航空(JAL)の伊丹(大阪国際空港)―奄美大島(奄美空港)線が11日、就航から45周年を迎えた。同日、奄美空港で記念セレモニーがあり、同社や地元の観光関係者らが搭乗客らに記念品などを配布。奄美群島出身者の多い関西圏と奄美大島を半世紀近くにわたって結んできた路線の節目を祝った。

 

 同線は東亜国内航空(TDA)が、1973年1月11日にYS―11型機(約60席)を使用して開設。TDAは83年4月1日に日本エアシステム(JAS)に社名変更し、2002年4月26日にJALとLASが経営統合している。

 

 同路線の17年11月までの旅客実績は337万1025人。1991年度の13万3857人が最多で、ここ4、5年は8万人前後で推移している。

 

 セレモニーでは、開設当時の制服を着た客室乗務員らが、記念品や地元のパンフレット、特産品などが入った紙袋を到着客と出発客に配布した。

 

 2階出発ロビーには、就航を報じる当時の新聞や機体のモデルプレーン、年表なども展示され、懐かしそうに目を通す人の姿も見られた。

 

 日本航空奄美営業所の栄正行所長は「当時の新聞などを見ると奄美群島にとって航空路線がいかに重要かを知ることができる。JALグループの媒体を利用して群島の魅力をさらに発信し、交流人口の拡大など地元に貢献していきたい」と話した。