児童生徒にエコバッグ 奄美市のイオン大島店

2019年08月21日

地域

奄美小学校であったエコバックの贈呈式=20日、奄美市名瀬

奄美小学校であったエコバックの贈呈式=20日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬のイオンプラザ大島店(武宮愛一郎店長)は市内の小・中学生全3391人へエコバッグをプレゼントすることを決め、20日、奄美小学校(吉峯進校長、児童464人)で贈呈式があった。自治体と連携した取り組みで、九州初。イオンストア九州㈱熊本・鹿児島事業部の田中実部長は「世界自然遺産登録を目指す奄美で、子どもたちからごみ問題や地球温暖化など環境への意識を高めてもらえれば」と期待した。

 

 イオン九州は環境保全などを目的に、8月末までに九州全店で化石資源を原料としたレジ袋の無料配布を廃止する。9月1日からは繰り返し使えるエコバッグの持参を呼び掛けるほか、植物由来プラスチックを使用したバイオマスレジ袋を販売する。レジ袋の収益金は環境保全活動に取り組む団体へ全額寄付するという。

 

 児童生徒へのプレゼントは同社の取り組みに対する理解を広めようと、大島店が奄美市へ呼び掛けて実現した。エコバッグは縦36センチ、横50センチ、幅18センチ。持ち手を除く本体の80%にリサイクルプラスチックを使用している。一般販売価格は1枚50円(税抜き)。

 

 バッグは夏休み明けの9月2日に市内全校の児童生徒へ配られる予定。同店は8月27日にも来店者1500人に先着でエコバッグを配布する。