入所者、子どもらと交流 和泊町国頭・グループホームひだまり

2019年05月03日

地域

収穫したトウモロコシを話題にしながら交流するひだまりの入所者と子どもら=2日、和泊町

収穫したトウモロコシを話題にしながら交流するひだまりの入所者と子どもら=2日、和泊町

 【沖永良部総局】和泊町国頭のグループホームひだまり(名島勝一施設長)の入所者9人は2日、近くの野菜畑でトウモロコシの収穫を体験した。

 

 畑は、国頭出身で伊仙町に住む西村盛勝さん(59)=県立徳之島高校総合学科生物生産系列の実習助手=の所有。西村さんは毎週末、古里に戻り、畑を管理してトウモロコシの他にネギやタマネギ、ズッキーニなどを栽培している。

 

 ひだまりには、西村さんの母ウメさん(90)も入所していて、それぞれの野菜の収穫期に合わせて入所者を招き、共に収穫の喜びを分かち合っている。

 

 この日は大型連休で来島中のウメさんの孫やひ孫らも収穫作業に加わった。品種は「生で食べてもおいしい」(西村さん)というゴールドラッシュ。主に子どもたちが畑からトウモロコシを引き抜き、高齢者は受け取ったトウモロコシの皮むきなどをした。

 

 西村さんは「畑で土や野菜に触れることで、入所者の皆さんが元気になってくれたらうれしい」と話した。