千葉で奄美・沖縄物産展

2019年06月13日

地域

人気を集めたパッションフルーツの試食コーナー=10日、東武百貨店船橋店

人気を集めたパッションフルーツの試食コーナー=10日、東武百貨店船橋店

  【東京支社】千葉県船橋市の東武百貨店船橋店で6~12日、第4回奄美・沖縄物産展があった。奄美からは、ぐーんと奄美(一般社団法人奄美群島観光物産協会)ほか14社が出展。今が旬のパッションフルーツが人気を集めたほか、奄美黒糖焼酎や本場奄美大島紬などの販売を通して、奄美をPRした。

 

 催事場では、揚げたてのモズクの天ぷら(与論町)や地ビール(瀬戸内町)キクラゲ(知名町)かりんとう(龍郷町)ハブ酒(奄美市)黒糖加工品(喜界島)などの試食販売が積極的に行われた。泥染め服飾品(龍郷町)大島紬を縫製した洋装(奄美市)のコーナーでは、試着をしながら紬の製造工程や泥染めの染色技術について熱心に質問をする客の姿も見られた。

 

 瀬戸内町産のパッションフルーツを約1㌔購入した松戸市の主婦は「試食が購入の決め手になったが、大学生の娘の部活動(陸上)合宿地が奄美大島だった。島の美しい風景と人々の優しさが練習の疲れを癒やしてくれたと聞いている。いつか奄美に家族旅行で行きたいと思う」と笑顔で話していた。

 

 ぐーんと奄美の徳永美穂さんは「回を重ねる度にリピーターが増えている。百貨店での催事は新規顧客を獲得し奄美群島の魅力を伝える絶好の機会」と手応えを語り、東武船橋店の安藤公治マネージャーは「奄美の誠実で真摯(しんし)なものづくりから生まれた製品には、島の魅力がストレートに表現されている。顧客からの評価も高い。まだまだ伸びる要素はある」と期待していた。