喜界町にサンゴ研究拠点開設へ

2014年12月18日

地域

県内初のサンゴ礁研究施設が開設される旧早町小校舎。手前は渡辺講師、山崎研究員(左から)=17日、喜界町  

県内初のサンゴ礁研究施設が開設される旧早町小校舎。手前は渡辺講師、山崎研究員(左から)=17日、喜界町

 隆起サンゴの島・喜界島に2015年度、県内初のサンゴ礁研究調査施設が開設される。北海道大学が喜界町の旧早町小学校の一部校舎を借り受け設置し、サンゴ研究を行うNPO法人に運営を委託する。17日の町議会最終本会議で無償貸付の契約議案が可決された。来年4月の開設を目指す。施設設置の発案者で同大学理学研究院の渡辺剛講師(44)は「調査地域の拠点として広く活用してもらい、地域住民も交えサンゴ礁と地球環境について考えるための学習や交流の場としても位置付けたい」と話している。