喜界町図書館で戦中戦後企画展

2015年08月14日

地域

体験者のアンケートや各種資料が展示されている「終戦直後の記憶とくらし」展=喜界町図書館

体験者のアンケートや各種資料が展示されている「終戦直後の記憶とくらし」展=喜界町図書館

 太平洋戦争の終戦から70回目の夏を迎えた。喜界島の戦中戦後の様子を後世に伝えようと喜界町図書館は「終戦直後の記憶とくらし」と題した記念企画展を開き、関連資料を展示している。31日まで。メーンは島内在住の高齢者から聞き取ったアンケートで、米軍機の初空襲の様子や終戦を知った時の状況などが記されている。15日の終戦記念日を前に、同図書館の担当者らは「後世に伝えたいとの思いが伝わってくる。多くの人々に見てもらい、語り継ぐことの大切さを感じてほしい」と話した。アンケートは▽終戦を知った時の状況▽世間の情報入手▽駐留していた日本軍の様子▽島内外の移動手段―など25項目。25集落に住む78歳以上の高齢者を対象に実施したところ、104人が回答を寄せた。