天文館一帯でおはら祭
2019年11月04日
地域
「第68回おはら祭」(同祭振興会主催)は2、3の両日、鹿児島市の天文館一帯で開かれた。鹿児島市制130周年を記念して開かれた今年の祭りには県内外から約250団体約2万4千人が参加。奄美関係の団体も踊り連を繰り出し、秋の鹿児島をにぎやかに彩った。
鹿児島奄美会(嘉味田洋祐会長)からは2日夜の総踊りに約180人が参加。通りいっぱいに広がった踊り連は「おはら節」や「鹿児島ハンヤ節」のリズムに乗って軽快に踊った。
踊り連には、年配の会員と共に10代の2世、3世の姿も。母が瀬戸内町出身の専門学校生、恵桃価さん(19)=鹿児島市=は「3年前から参加している。毎年、にぎやかで楽しい。来年は友人も誘おうと思う」と笑顔で語った。
3日午後の総踊りには、奄美大島から奄美愛しゃ連(保宜夫会長)の20人も参加。大島紬の法被姿で踊りを披露した。
同会は「鹿児島おはら祭」と、毎年5月に東京で開かれる「渋谷おはら祭」に交互に参加している。保会長(77)は「このようなイベントに積極的に参加し、奄美をPRしたい」と話した。