奄美の住家被害3千棟超 台風24号

2018年10月04日

地域

 県危機管理防災課が3日午後3時現在でまとめた台風24号の被害状況によると、奄美12市町村の住家被害は3073棟、非住家も含めた建物被害は3664棟に達した。同日午後5時現在、奄美市、喜界町、伊仙町の3市町で計約600戸が停電。一部地域では携帯電話の通信・サービス障害も続いている。

 

 住家被害は奄美市で631棟に上ったほか、与論町511棟、龍郷町428棟、喜界町413棟、伊仙町304棟、徳之島町202棟、天城町163棟、知名町97棟、大和村93棟、和泊町84棟、瀬戸内町83棟、宇検村64棟―の被害報告があった。

 

 九州電力鹿児島支社によると、奄美市で約200戸(停電率0・5%)、伊仙町で約400戸(同7・5%)、喜界町でも100戸未満(同0・4%)が停電している。

 断水は瀬戸内町・加計呂麻島の西部と南部で復旧したが、伊仙町の御堂前地区(18戸)で続いている。

 

 通信・サービス障害により、携帯電話大手3社ではNTTドコモ(同日午後4時現在)が龍郷町と与論町、KDDI(au)(同午後3時現在)が奄美12市町村の一部、ソフトバンク(同午前8時現在)が沖永良部島と与論島の3町を除く9市町村の一部で、それぞれ利用しづらい状況となっている。