奄美の4集落で津波跡

2016年04月26日

地域

井村准教授らが奄美大島で行った津波の痕跡調査

井村准教授らが奄美大島で行った津波の痕跡調査

 【鹿児島総局】奄美大島と加計呂麻島、請島の計4集落で江戸時代後期に津波が押し寄せた可能性が高いことが明らかになった。鹿児島大学理工学研究科の井村隆介准教授が地層で採取した堆積物を分析。以前の調査で10㍍超と推定した瀬戸内町与路島の大津波と発生時期が重なることも分かった。井村准教授は「津波に関する奄美の詳しい記録はほとんどない。発生頻度が分かれば防災に生かせる」と話している。