奄美のUDを提言/デンマーク国際交流シンポ

2016年04月10日

地域

奄美の観光ユニバーサルデザインについて議論したパネルディスカッション=9日、奄美市名瀬の集宴会施設

奄美の観光ユニバーサルデザインについて議論したパネルディスカッション=9日、奄美市名瀬の集宴会施設

 デンマークの成人フリースクール・エグモントホイスコーレン校の教職員、学生43人を招いた国際交流シンポジウムin AMAMI「奄美で描くユニバーサルデザイン―福祉環境と観光と」(エグモント奄美受入実行委員会主催)は9日、奄美市名瀬であった。福祉施設関係者や学生、一般市民など200人余りが来場。講演や討論会を通してデンマークと奄美の福祉環境や観光を学び、交流を深めた。同校校長のオーレ・ラウツ氏は奄美の福祉環境充実に向け、「障がい者のためにやるのではなく、障がい者と一緒に取り組むことが大切。素晴らしい自然と環境を生かせば必ずうまくいく」などと助言した。