奄美シダ研究会、沖永良部島の自生地巡る

2016年04月04日

地域

沖永良部島の希少種を観察するメンバー=3日、沖永良部島東部

沖永良部島の希少種を観察するメンバー=3日、沖永良部島東部

 奄美大島の野生植物調査に取り組む「奄美のシダ研究会」のメンバー10人が1日、沖永良部島を訪れた。3日まで滞在し、島内の希少種生息地を巡り、奄美群島の植生の豊かさを再確認した。奄美の植物に詳しい奄美市名瀬の田畑満大さんがコーディネーターとして同行した。田畑さんによると、「奄美」「琉球」の区分で、沖永良部島は琉球諸島の北限。アオバナハイノキやカレンコウアミシダなど北限種、南限種も少なくない。今回の調査では、それらの自生地を中心に回った。

東部海岸の岩場で見られたリュウキュウコケリンドウ(花は直径数㍉)

東部海岸の岩場で見られたリュウキュウコケリンドウ(花は直径数㍉)