奄美チーム、全国老人クラブ大会で八月踊り・六調披露

2018年12月06日

地域

六調で会場を盛り上げる奄美チーム=4日、沖縄県宜野湾市

六調で会場を盛り上げる奄美チーム=4日、沖縄県宜野湾市

 全国の老人クラブが一堂に会し、日頃の活動成果を発表・表彰する第47回全国老人クラブ大会(全国老人クラブ連合会主催)が4、5の両日、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターを主会場に開かれた。全国から1475人が参加。鹿児島県代表として奄美市から2団体、30人余りが参加し、八月踊り、六調などを披露して会場を盛り上げた。

 

 初日は新地域支援事業や高齢消費者被害防止などテーマ別に四部会に分かれて活動報告が行われた。奄美市の「矢之脇若返り会」(才田一男会長)と「奄美かなしゃ連」(保宜夫会長)は「演じる活動」と題した舞台発表の部会に参加。東京や高知など6都県の代表が各地域をPRし、創作劇や伝統芸能などを披露して活動の成果を競った。

 

 トリをつとめた奄美チームは、「愛加那慕情」の曲で創作舞踊と八月踊りを披露。続く「島のブルース」では、赤いハイビスカスをまとった女性たちが舞台を彩った。最後は六調。立ち上がって踊る観客の姿も見られ、会場は大いに盛り上がった。

 

 奄美チームは銀賞を受賞。地域の民舞を披露した千葉県のチームが金賞を獲得した。

 

 舞台を終えた幸政子さん(65)は「島以外の大舞台に出るのは今回が初めて。いい経験になりました」と笑顔。富山薫さん(64)は「たった4、5分の踊りだがその何倍も練習した。帰ったらいい報告ができる」と受賞を喜んだ。

 

 2日目は琉球・沖縄の歴史文化に関する講演や優良老人クラブ表彰などが行われた。