奄美市で新たに1人感染 新型コロナ

2020年12月16日

地域

 県と鹿児島市は15日、新たに12人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。このうち1人は奄美市の30代男性で、奄美大島内の医療機関に入院中。徳之島のクラスター(感染者集団)の新たな感染者は確認されなかった。

 県によると、奄美市の男性は10日から12日にかけて県外に滞在していた。倦怠感やせき、喉の痛み、味覚障害を訴えている。県は濃厚接触者として職場関係者7人を把握。15日にPCR検査を実施しており、16日にも検査結果が判明する。

 15日現在、徳之島のクラスター関連の感染者は21人が医療機関に入院し、17人が宿泊療養、3人が自宅待機中。23人が退院、退所した。

 県内では15日、奄美市以外で鹿児島市、南さつま市、姶良市、鹿屋市の10代から60代までの男女11人の感染が確認された。うち、鹿屋体育大学のサークル活動などで発生したクラスター関連は4人、鹿児島市内の飲食店で発生したクラスター関連は3人だった。

 県全体の感染者数は15日現在、849人。14日現在、73人が医療機関に入院し、95人が宿泊療養、12人が自宅待機中となっている。