奄美市など7月1日、世界遺産委をPVで

2018年04月18日

地域

 世界自然遺産候補地「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の登録可否を審査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第42回世界遺産委員会が中東・バーレーンで開かれる7月1日、奄美市など県内3カ所で現地の模様を中継するパブリックビューイング(PV)が計画されている。

 

 17日の市議会議会運営委員会でプロジェクト推進課が説明した。

 当局によると、候補地案件は6月29日から7月1日の3日間で文化遺産、複合遺産、自然遺産の順に審査される見込み。奄美は最終日が濃厚という。

 

 PVは奄美市(AiAiひろば)、徳之島、鹿児島市と世界遺産委会場を結んでインターネット中継し、可否決定の瞬間を見守る。バーレーンとの時差は6時間。

 

 朝山毅市長は代表団の一員として世界遺産委にオブザーバー参加する予定。決定後は現地からの電話報告も計画している。

 

 担当者は「奄美を国内外に発信する機会になる。国や県と連携して登録へのバックアップを積極的に行うことで、地元の熱意を伝えられる」と語った。