宇検村田検集落恒例の「端午一心会」

2018年05月06日

地域

安田区長から賞状と祝い金を受け取る新生児と家族=5日、宇検村田検中体育館

安田区長から賞状と祝い金を受け取る新生児と家族=5日、宇検村田検中体育館

 「こどもの日」恒例の宇検村田検集落「端午一心会」(同集落青壮年団主催)が5日、同村の田検中学校体育館であった。住民ら約100人が参加。新生児11人への祝い金贈呈やレクリエーションで、子どもたちの健やかな成長を祈念した。

 

 田検集落は72世帯165人。端午一心会は集落にゆかりのある新生児の初節句を祝う行事。こどもの日にちなんで新生児には祝い金550円と賞状が贈られる。54回目で、今年を含め延べ634人の節目を祝ってきた。

 

 みんなから祝福された下薗花ちゃん(10カ月)の母結さん=同村宇検=は「私も赤ちゃんの時に参加した。親子でお祝いしてもらえてうれしい。集落の皆さんの優しさの中ですくすく元気に育ってほしい」と目を細めた。

 

 祝い金贈呈後、集落住民が4チームに分かれ駆けっこやゲートボール、輪投げなどで競い、最後は八月踊りで親睦を深めた。

 

 安田晃典区長は「子どもは地域の宝。立派に成長して世の役に立つ大人になってほしい。地域で育った子どもたちが古里に帰って来る機会をつくるためにも(端午一心会を)続けていきたい」と話した。