寒い朝、キビ畑に降霜 9日、観測史上最低4・3度の喜界町

2018年02月11日

地域

サトウキビ畑で確認された降霜=9日、喜界町(伊地知告さん提供)

サトウキビ畑で確認された降霜=9日、喜界町(伊地知告さん提供)

 奄美地方で厳しい冷え込みとなった9日朝、気温が観測史上最低の4・3度を記録した喜界町で、サトウキビ畑にうっすらと霜が下りている光景が確認された。

 

 同町川嶺の農業伊地知告さん(62)が午前7時ごろ、同町湾のサトウキビ畑で降霜を確認し、カメラに収めた。収穫後のキビのハカマ(枯葉)が霜でうっすらと白んでいたという。

 

 伊地知さんは10年ほど前から霜の発生を確認して撮影している。「朝、薄日が差すとキビ畑が光って白銀の世界。初めて見たときは心臓が止まりそうだった」と話す。よく晴れた日の早朝、放射冷却によって冷え込みが強くなると見られるという。