島が舞台のドラマに見入る /創作ミュージカル歌と踊りも /西郷どん沖永良部PV

2018年06月26日

地域

約500人が来場し、盛り上がった大河ドラマ「西郷どん」のPV(正面中央が斎藤嘉樹さん)=24日、知名町

約500人が来場し、盛り上がった大河ドラマ「西郷どん」のPV(正面中央が斎藤嘉樹さん)=24日、知名町

 NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」のおきのえらぶ島パブリックビューイング(PV)が24日、知名町のあしびの郷・ちなであった。老若男女約500人が来場。島役人の土持政照役を演じる斎藤嘉樹さん(27)と共にテレビ観賞し、主に沖永良部島が舞台となった「第24回」のストーリーに見入った。

 

 PVは知名町と和泊町の共催。午後6時半から和泊町製作の西郷隆盛ドキュメンタリーが上映され、町民創作ミュージカルえらぶ百合物語のキャストによる歌と踊りで幕を開けた。

 

 この日の放送は、藩命で徳之島に流された西郷が愛加那や子どもたちとの再会を喜んだのもつかの間、さらに南の沖永良部島へ遠島となって野ざらしの牢の中で生死をさまよい、尊敬する西郷を救おうと土持は苦心するというストーリー。

 

 撮影では今年2月末から10日間、俳優14人、スタッフ約80人が沖永良部島で長期ロケを行った。

 

 PVで、プロデューサーの櫻井賢さんは「(撮影は)沖永良部のみなさんの力なしにはできなかった。スタッフ、キャストもみんな心から感謝している」とお礼を述べた。西郷役の鈴木亮平さんからPV参加者へメッセージ映像もあり、会場は盛り上がった。

 

 来場した知名町の平山里島さん(87)は「土持さん役(斎藤さん)は島の人の人柄が伝わるような芝居だった。私個人は西郷さんが沖永良部を離れる際の土持さんとのやり取りに注目しており、次の放送も楽しみ」と話した。