旧庁舎、27日解体へ 職員らお別れ会 奄美市

2019年05月22日

地域

旧庁舎で名瀬セレナーデを合唱する出席者ら=21日、奄美市名瀬

旧庁舎で名瀬セレナーデを合唱する出席者ら=21日、奄美市名瀬

 27日から解体工事が始まる奄美市役所旧庁舎で21日、市職員、OBらがお別れ会を開いた。旧名瀬市時代から52年間、市政の要として使用されてきたが、2月の新庁舎開庁に伴い役目を終えた。参加者は朝山毅市長の音頭で献杯し、思い出の詰まった施設に別れを告げた。

 

 業務終了後の午後6時に始まり、職員や退職者、市議会議員ら約150人が集った。

 

 あいさつした朝山市長は「市民のよりどころであり、職員の仕事の場でもあった庁舎。言いようのない感慨を覚える。これからも先人、先輩に習いしっかりとした歴史をつくっていきたい」と感慨深げ。平田隆義前市長、退職者会の松本建郎さん(元議会事務局長)がそれぞれ思い出を語った。

 

 最後に2013年ごろまで終業時刻に流れていた「名瀬セレナーデ」を全員で合唱し、別れを惜しんだ。

 

 旧庁舎は1967年3月に地下1階、地上6階建てで完成した。解体工事は9月下旬まで行われ、その後、新庁舎正面外観や市民広場、立体駐車場の整備に入る。