早急なノネコ対策を/野生生物保護対策協

2015年07月07日

地域

希少野生生物保護対策協議会150706池田 奄美群島野生生物保護対策協議会(事務局・県自然保護課)は6日、奄美市名瀬の県大島支庁で2015年度の初会合を開いた。希少植物の盗掘対策について情報集約を強化する方針で一致。野良猫の繁殖制限が目的の不妊化手術(TNR)は本年度中に奄美大島の4市町村へ広がる見通しとなった。ノネコ(野生化した猫)が希少種を食べる例が後を絶たず、自然保護団体からは早急な対策を求める声が相次いだ。同協議会は奄美群島の世界自然遺産登録を念頭に発足した。国や県、市町村の環境行政担当者らで組織。各団体の代表が保護事業や啓発活動を報告した。