沖永良部島にUターンの山元さん、庭にユリ数100本植栽

2018年04月17日

地域

今年1月にUターンし、自宅の庭にテッポウユリを植栽した山元さん(右端)と、関西から観光に来た知人ら=16日、知名町芦清良

今年1月にUターンし、自宅の庭にテッポウユリを植栽した山元さん(右端)と、関西から観光に来た知人ら=16日、知名町芦清良

 奄美ふるさと100人応援団の山元大安さん(59)が今年1月、古里の沖永良部島にUターンした。「来島者が喜ぶ『おもてなしの島づくり』に一役買いたい」と、知名町芦清良の自宅の庭に数百本のテッポウユリを植栽し、開花を楽しみにしている。

 

 山元さんは関西奄美会の元青年部長。沖永良部島出身者や2世による「関西にエラブユリを咲かそう広げよう友の会」の世話人も務める。同会が兵庫県尼崎市で毎年6月に開く「エラブユリまつり」などを通じ、特産のテッポウユリや島のPRに取り組んできた。

 

 芦清良の自宅は県道沿いにあり、「観光客ら訪れた人に『花の島』を感じてもらいたい」とテッポウユリを中心に花を植えた。

 

 山元さんは「これまで空き家だった場所が花で明るくなり、近所の人にも喜んでもらえたようだ。今後も『エラブユリ友の会南の花の島支部』として、島の魅力やおもてなしの心をPRしていけたら」と話した。

 現在は庭のテッポウユリのほとんどがつぼみ。今月末以降に見頃を迎えそう。