沖永良部島海人まつりに大勢の買い物客

2019年10月28日

地域

大勢の買い物客でにぎわった海人まつり=27日、和泊町

大勢の買い物客でにぎわった海人まつり=27日、和泊町

 沖永良部島漁業協同組合主催の海人まつりが27日、和泊町の同漁協であった。魚介類や加工品の安売りに加え、マグロの解体ショー、グルクン(タカサゴ)のつかみ取り、ステージイベントなど盛りだくさんで、大勢の島民でにぎわった。

 

 海人まつりは、海の安全と豊漁を祈願し、同時に魚食普及を図ろうと毎年開催。各団体の協力などで年々来場者も増え、沖永良部島の一大イベントとなっている。

 

 午前11時の販売開始とともに、鮮魚などの特産品ブースは買い物客でごった返し、商品が飛ぶように売れた。毎年好評のグルクンのつかみ取りは子どもたちがプールに入り、ずぶぬれになりながら泳ぐ魚を素手でつかまえていた。

 

 この日限りのクジラ肉の試食や、豪華景品が当たる魚の重量当てクイズ、大抽選会もあり、会場は大にぎわい。ステージアトラクションや、海上では水上バイクなどマリンスポーツの体験もあった。

 

 知名町の勝馬ミツ子さんは「マグロの切り身など3千円分ぐらい買った。こんなに人が集まる日は珍しい。島に活気が出ていいと思う」と話した。