知名町ウジジ浜に密航、密漁、密輸防止看板設置

2019年02月16日

地域

密航・密輸・密漁防止などを呼び掛ける看板を設置した関係機関のメンバー=15日、知名町のウジジ浜

密航・密輸・密漁防止などを呼び掛ける看板を設置した関係機関のメンバー=15日、知名町のウジジ浜

 沖永良部地区沿岸警備協力会(東善一郎会長)はこのほど、知名町のウジジ浜に「密航・密漁・密輸防止」のため、通報協力などを呼び掛ける看板を設置した。15日に同所でお披露目式があり、同協力会や沖永良部署、美(ちゅ)ら島安心安全守り隊ら32人が出席し、沿岸警備など防犯活動への意欲を新たにした。

 

 看板は和泊、知名両町の主要な港や海岸に設置しており、9カ所目。東会長は「これ(看板設置)を機にこの周辺一帯の安全安心が推進されれば」などとあいさつ。

 

 ウジジ浜では2001年にコカインが漂着する事案が発生。同署の向原昭仁署長は県内離島沿岸での覚せい剤等の漂着事案を挙げ、「洋上で密航、密輸が行われているのは間違いない。これらを防止していくため協力をお願いしたい」と沿岸警備への理解を呼び掛けた。

 

 式後は和泊、知名両町に分かれて島内の沿岸をパトロールした。