航空機火災想定し訓練 奄美空港

2018年08月12日

地域

負傷者の搬出訓練を行う消防関係者=10日、奄美市笠利町の奄美空港

負傷者の搬出訓練を行う消防関係者=10日、奄美市笠利町の奄美空港

  航空機火災を想定した消火救難訓練が10日、奄美市笠利町の奄美空港であった。空港管理事務所、大島地区消防組合、奄美署、航空会社、航空自衛隊、大島郡医師会など関係25団体の約180人と車両24台が参加。一連の流れを通してそれぞれの役割と連携体制を確認した。

 

 着陸した航空機(乗員乗客125人)が緊急停止後出火し、多数の負傷者も出ていると想定。最終便離陸後のエプロンで消火、救助、安全地帯への搬出、負傷の程度判別、医療機関への搬送などを展開した。

 

 訓練は約40分で終了。大島地区消防組合笠利消防分署の元見糸和分署長は「毎年訓練を実施しているおかげで、一連の流れを円滑にこなすことができていた。有事の際にも素早く対処できるよう、日頃から備えてほしい」と呼び掛けた。