表現する楽しさ味わう ふやよみの絵うた教室 加計呂麻島・俵

2018年07月28日

地域

参加者の自由な発想を合わせ、一つの絵と歌を完成させた絵うた教室=27日、瀬戸内町俵

参加者の自由な発想を合わせ、一つの絵と歌を完成させた絵うた教室=27日、瀬戸内町俵

 瀬戸内町を拠点に活動する「ふやよみ」のわくわく絵うた教室が27日、同町加計呂麻島のかけろま手しごと工房講堂(休校中の俵小学校校舎内)であった。未就学児から大人まで10人が参加。自由に描いた絵から歌を作り、表現する楽しさを味わった。

 

 ふやよみは、絵描きでギター弾きの青木薫さんと、臨床心理士でうたうたいのあおきさとみさんの2人組で、絵うた教室の開催は初めて。会場にはブルーシートの上に大きな丸い紙が準備され、参加者全員による共同作品制作が始まった。

 

 初めに、参加者一人一筆ずつ好きな色で自由に描いてもらった後、全員で筆を持ち、思い思いに色を付け足し、作品を完成させた。後半は、同作品から浮かぶ参加者一人一人の言葉をつないで作詩し、曲をつけた。

 

 参加者は「湧き出るものを表現することを求められ、面白かった」「最初の文字を指定するなどヒントがあると意外に思い浮かんだ」などと普段できない体験を楽しんだ様子。小清水潮乙君(11)=伊子茂小6年=は「絵を描くのが楽しかった」と笑顔で話した。

 

 現在、ふやよみは同会場で「わく」をテーマにした絵と物語の展覧会「わく・わくわく展」を開催中。8月18日午後2時から絵うた教室、展覧会最終日の9月30日同2時からは絵本朗読ライブを開催予定。