被災4年、墓地再建にめど

2015年04月06日

地域

区画整理された新たな墓地の一角で仮納骨堂に手を合わせる会員=5日、龍郷町浦

区画整理された新たな墓地の一角で仮納骨堂に手を合わせる会員=5日、龍郷町浦

 2010年10月の奄美豪雨による大規模地滑りで墓25基が土砂に埋もれた龍郷町浦地区で3月末までに、新たな墓地の区画整理が完了した。新墓地は元の場所の国道寄りに再建され、今後個々に墓石の設置を進める。5日、被災住民でつくる浦墓地組合(柳原利夫代表、25人)が報告会を開き、新墓地に建てられた仮納骨堂に手を合わせた。被災から4年5カ月。会員らは「ようやく再建のめどが立ち、先祖の遺骨を安置してあげられる」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。