貯水池にヨシゴイ-知名町瀬利覚

2014年06月13日

地域

沖永良部島に飛来しているヨシゴイ=12日、知名町瀬利覚

沖永良部島に飛来しているヨシゴイ=12日、知名町瀬利覚

 環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されている旅鳥のヨシゴイが知名町の貯水池を訪れている。知名町職員の前利潔さんが初めて撮影に成功。「近づくと危険を感じ、カメラに向かって首を伸ばして動かなくなった。周囲の草に擬態したのだろう」とユニークなしぐさが印象深かったようだ。
 「奄美の野鳥図鑑」(NPO法人奄美野鳥の会編)などによると、日本のサギ類の中で最も小さい。雌雄で若干異なるが、頭上が青く、胸に縦のまだら模様がある。奄美に周年生息するリュウキュウヨシゴイに比べて、赤褐色味がない。開発による生息地の破壊などで生息数が減少している。 (沖永良部総局)