適度な運動、好評 発足23年目、「フレッシュダンス」 瀬戸内町自主グループ

2019年01月08日

地域

碇元さん(手前)を中心にレクダンスを楽しむ「フレッシュダンス」グループ生=5日、瀬戸内町のせとうち物産館

碇元さん(手前)を中心にレクダンスを楽しむ「フレッシュダンス」グループ生=5日、瀬戸内町のせとうち物産館

 瀬戸内町中央公民館の2018年度生涯学習講座自主グループ「フレッシュダンス」は長年続く人気グループだ。本年度も60~80代59人が登録。毎週土曜の2時間、レクリエーションダンスで楽しく汗を流している。

 

 同グループは碇元玲子さん(84)が中心となって1996年に発足。現在はスタッフ(世話係)8人で運営している。車や船を利用した遠方からの熱心な参加者も多く、毎回30~40人は集まる。

 

 レクリエーションダンスは、流行のメロディーや民謡に合わせて踊れる創作ダンス。ステップには社交ダンス、フォークダンス、民謡などを取り入れ、気軽にダンスを楽しめると全国で愛好者が増えている。

 

 取材した5日の曲目も「きよしのズンドコ節」「リンゴの唄」「愛してブギウギ」「パラダイス沖永良部」「遊び庭」など多彩。曲間にストレッチや筋トレ、脳トレを取り入れながら、10曲以上を踊り切った。

 

 グループ発足当初から参加している女性3人は「間違えても気にせず笑って楽しめるのがいい」「出会いがあり、おしゃべりが楽しい」「無理もなく、ちょうどいい運動」とそれぞれレクダンスの魅力を語った。

 

 碇元さんは「毎回無理のないよう、『静』と『動』を意識したプログラムを考えている。ここまで続けられたのはスタッフの支えがあってこそ。今後も元気なうちは続けていきたい」と笑顔で話した。

 

 記者もこの日のプログラムの4分の1に参加してみた。ペアを交代しながら踊るフォークダンスのような形式で、休憩を入れずに連続5曲ほど踊り、体が温まった。初めてでも周囲のまねをしながらできる振り付けで、初対面の人とも踊りで対面すれば自然と笑顔に。レクダンスの魅力が少し分かった気がした。