高校存続など課題議論 瀬戸内町近未来会議

2018年11月19日

地域

町の将来について語り合った瀬戸内町近未来会議=18日、町きゅら島交流館

町の将来について語り合った瀬戸内町近未来会議=18日、町きゅら島交流館

 瀬戸内町近未来会議(同実行委員会、同町商工会青年部主催)は18日、町きゅら島交流館であった。町内の約60人が参加し、6分野でワークショップ(体験型講座)を開催。「古仁屋高校の生徒数を増やしたい」「特産品の知名度アップを」など町の活性化に向けて各分野の課題解決策を話し合った。

 

 初めに、大正大学地域構想研究所教授の浦崎太郎氏が講演。高校生を巻き込んだ地域づくりの先進事例を紹介し、「生徒が地域に出ていくことは生徒、教諭、町にとってもプラスになる」と強調した。

 

 後半は町内で活躍する5個人1団体の登壇者が今やっている取り組みやこれからの課題、展望などを発表した後、各ブースを設置。参加者は興味のあるブースを回って話し合いに参加した。

 

 最後は話し合った内容を基に、登壇者がマニフェスト宣言。役場職員で奄美はなはなエール代表の泰山祐一さんは「地場産の果物、スパイスを使った『島一番カレー』を作る」、地域おこし協力隊の長紘子さんは「町民ミュージカルを通じて他地域を知れる交流を」、古仁屋高校生徒会は「中学生と一緒に自分たちが楽しめること、子どもからお年寄りまでみんなが町でやれることで学校をPRし、生徒数を増やしたい」と語った。

 

 会議は今年2月に同町で開催された奄美未来会議(県主催)に刺激を受けた住民たちが初企画した。