高田さん初のトップ10入り 瀬戸内町出身、大阪市で店経営

2020年03月29日

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高田さん(瀬戸内町出身)アジアのベストレストラン50で10位★(© Pieter D'Hoop)栄 アジア各国の優れたレストランを選ぶ国際イベント「アジアのベストレストラン50」が24日発表され、瀬戸内町古仁屋出身の高田裕介さん(42)が営むフランス料理店「ラ・シーム」(大阪市)が3年連続ランキング入りし、最高の10位に入った。同業シェフの投票による「イネディット・ダム社シェフズ・チョイス賞」も受賞。高田さんは「奄美の子どもたちの目標、夢につながれば」と喜びを語った。

 

 高田さんは調理師専門学校で学んだ後、国内外のレストランで修行し、2010年に独立。関西地区のミシュランガイドでは16年から二つ星を維持している。

 

 アジアのベストレストラン50は、英出版社が毎年発表している国際的なレストランランキング「ワールドベストレストラン50」のアジア版。シェフや評論家ら約300人が投票し決定した。

 

 ラ・シームは18年に17位、19年に14位と順位を上げ、今回初のトップ10入りとなった。高田さんは「3年連続ランキングに入ったことで来られる客がいて、その方々に満足していただけたのが評価につながったのでは。タンカンやソテツの粉、きび酢など奄美の食材を使うことで、他のシェフと違ったアプローチもできていると思う」と話した。