2017回顧㊤奄美に追い風吹いた1年

奄美大島で行われたIUCNの現地調査。評価は来年夏の世界自然遺産登録の鍵を握る=10月13日、大和村の湯湾岳登山道入り口

奄美大島で行われたIUCNの現地調査。評価は来年夏の世界自然遺産登録の鍵を握る=10月13日、大和村の湯湾岳登山道入り口

 2017年の奄美は「追い風」を感じる1年になった。3月は奄美群島国立公園が誕生。10月には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際自然保護連合(IUCN)が奄美大島、徳之島を視察し、奄美・琉球の世界自然遺産登録に大きく踏み出した。観光面では格安航空会社(LCC)のバニラ・エアが3月、成田路線に続いて奄美空港―関西国際空港路線を開設し、入り込み客の増加が続いている。産業面ではミカンコミバエの緊急防除の解除に伴い、かんきつ類のエース、タンカンが2年ぶりに島外出荷を再開した。水産業ではシラヒゲウニの不漁に関係者のため息が漏れた。今年は選挙の当たり年。突然の解散劇に伴い10月、衆議院議員選挙が行われたほか、奄美市と大和村、龍郷町、伊仙町、和泊町、知名町の6市町村で首長選挙があった。天皇、皇后両陛下は11月、沖永良部、与論両島を訪問され、島中が喜びと感動であふれ返った。1年を振り返る。

関西国際空港から奄美空港に到着したバニラ・エアの初便と搭乗客ら=3月26日、奄美市笠利町

関西国際空港から奄美空港に到着したバニラ・エアの初便と搭乗客ら=3月26日、奄美市笠利町