「フルーティーで甘み感じる」 黒糖は17製造場から31点 県本格焼酎鑑評会

出品された本格焼酎の味わいを確かめる審査員=22日、鹿児島市

出品された本格焼酎の味わいを確かめる審査員=22日、鹿児島市

 【鹿児島総局】県産本格焼酎の出来栄えを競う県本格焼酎鑑評会(県酒造組合主催)の審査が22日、鹿児島市の県酒造会館であった。県内の103製造場(実場数)から出品されたサツマイモ、黒糖、米、麦を原料とする焼酎の新酒計231点を審査。優秀製造場と杜氏は2月14日に鹿児島市で行われる表彰式で発表する。

 鑑評会は県産本格焼酎の品質向上を目的に、毎年開いている。今年は熊本国税局や県工業技術センターの職員ら7人が審査。1点1点を口に含み、香りや風味を評価した。

 イモ焼酎は2019年7月以降、黒糖焼酎などは19年1月以降に製造したものが審査の対象。前年度と比べ実製造場、出品数とも1増となった。原料別内訳はイモが86製造場の168点、黒糖が17製造場の31点、米が8点、麦が24点。黒糖は前年より1製造場、3点少なかった。

 審査長を務めた熊本国税局鑑定官室の岩田知子室長は、黒糖焼酎について「全体的には黒糖由来のフルーティーな香りが感じられ、ほのかな甘みがあった。ベリーの香りなど、蔵元の個性が出ている」と評価した。

 県酒造組合によると、18年7月から19年6月までの県産本格焼酎の課税移出量は10万1023㌔㍑で、前年比92・9%にとどまった。黒糖焼酎の課税移出量は7196㌔㍑で、前年比99・2%と微減だった。