「奄美ウエア(仮)」制定へ 本場奄美大島紬伝統工芸士会

大島紬を使用した新しい衣類の制定に向けて意見交換した関係者=7日、奄美市名瀬

大島紬を使用した新しい衣類の制定に向けて意見交換した関係者=7日、奄美市名瀬

 本場奄美大島紬を用いた新しい衣類「奄美ウエア(仮称)」の制定・普及を目指す本場奄美大島紬伝統工芸士会(南愛子会長)の研究会が7日、奄美市名瀬の市産業支援センターであり、紬関係者ら12人が今後の方向性や名称などについて意見を出し合った。「職場で着られる服」を想定して試作品を制作し、住民らにアンケートを実施する。

 

 奄美ウエアの制定は、住民が気軽に着用できる紬の服の普及で奄美らしさを島内外へアピールするとともに、本場奄美大島紬の需要開拓を目指す狙い。活動には奄美群島広域事務組合の民間チャレンジ支援事業を活用する。

 

 研究会は紬生産者や地元商工会、自治体関係者らを招き、衣類開発に向けて意見交換した。参加者から▽すれに弱い生地の弱点克服が課題▽歴史や物語性のある地域に根ざした衣類を▽着ることへの利点や付加価値をアピールできる商品に▽地元に利益のある商品展開を―などの指摘があった。

 

 南会長は「普及のためには職場で着られることが重要」として、一般へのアンケートを実施すると語った。11月末までに試作品を30着制作し、来年1月ごろに奄美群島内の各事業所へ提供、意見を集約して最終決定する。