「奄美島豚」ブランド確立へ 連絡協議会が発足 奄美市

奄美島豚連絡協議会設立総会であいさつに立ち、協力を呼び掛ける久留会長=18日、奄美市

奄美島豚連絡協議会設立総会であいさつに立ち、協力を呼び掛ける久留会長=18日、奄美市

 奄美島豚連絡協議会(久留ひろみ会長、会員17人)の設立総会が18日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。7月に発足した「奄美島豚復活研究会21」の実践団体として、奄美島豚ブランド(銘柄)確立のための調査研究を進める。

 

 同協議会は「奄美島豚」の生産体制を整え、生産者相互の連携、資源確保と改良(復刻)、飼養管理技術の向上を図ることで「奄美島豚」の銘柄を確立、奄美群島の経済活動に寄与することなどを目的とする。

 

 協議では会の理念・定款、会費、役員、事業計画、予算案を承認。2019年度事業計画は▽会員増強▽関係諸団体との懇談会開催▽「奄美島豚」の銘柄確立に向けた調査、研究―とした。

 

 設立総会には会員のほか、賛同する島内外の養豚業者や販売店、各種事業所代表ら約50人が出席した。久留会長は「奄美元来の食生活は島野菜であり、島豚だった。今こそ産官学民の力を合わせて、新しい島豚の歴史をつくっていけたら。私たちの祖先が大事にしてきた島豚を尊重し、遺伝資源、文化資源の継承、経済的発展を目指していくことを心より願う。皆さまの力を貸してほしい」と呼び掛けた。

 

 奄美の島豚は「幻の黒豚」といわれ、ルーツを持つ島豚は現在、宮城県と鹿児島県霧島市、奄美群島内の小規模養豚家が飼育している。これまでにも戻し交配による復活の取り組みはあったが、実現には至らなかった。