「里の曙ゴールド」が日本一に 東京ウイスキースピリッツコンペ

ベスト・オブ・ザ・ベスト賞を受賞した里の曙ゴールドを手に笑顔を見せる平島社長(左)=7月31日、龍郷町大勝

ベスト・オブ・ザ・ベスト賞を受賞した里の曙ゴールドを手に笑顔を見せる平島社長(左)=7月31日、龍郷町大勝

 2020年「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」(同実行委員会主催)焼酎部門の1位を決める審査で、「里の曙 ゴールド」(町田酒造、43度)が最高の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」賞を獲得した。同社は2018年にも別の国際コンペで部門1位を受賞している。平島将社長は「国内外で上位に食い込めることが分かった。今後、国内でも奄美黒糖焼酎の存在感を示し、シェアを伸ばせれば」と期待した。

 

 TWSCは日本初のウイスキーとスピリッツ(蒸留酒)の品評会として19年に初開催。ウイスキーやブランデー、ラムなどの洋酒部門に加え、今回から焼酎部門を新設した。

 

 焼酎部門には全国から258銘柄が出品された。ベスト・オブ・ザ・ベスト賞は最高金賞を受賞した上位15銘柄を再度審査して決定し、7月29日に発表した。町田酒造のほか、奄美大島酒造の「初留取り浜千鳥乃詩 極ブラック」(44度)も3位にランクインした。

 

 平島社長は「個性的な芋・麦の銘柄が上位に並ぶ中、焼酎の中でもマイナーな部類の黒糖が2種も入った。黒糖焼酎のポテンシャルの高さの表れだ」と分析し、「奄美群島の約30酒造がそれぞれに個性豊かな黒糖焼酎を造っている。魅力を発信していきたい」と今後の消費拡大に期待を寄せた。

 

 里の曙ゴールドは同社の代表銘柄をベースに、3種の樫樽(かしだる)で熟成させた複数の酒をブレンドしている。長谷場洋一郎杜氏(とうじ)(62)は「何年もかけて選び抜いた酒を調合し、複雑かつ調和の取れた味わいになっている」とアピールした。