ウニ資源回復へ 奄水協が養殖、放流事業

シラヒゲウニの採捕承認申請などを承認した奄美大島海区漁業調整委員会=15日、奄美市名瀬

シラヒゲウニの採捕承認申請などを承認した奄美大島海区漁業調整委員会=15日、奄美市名瀬

  第239回奄美大島海区漁業調整委員会(茂野拓真会長)が15日、奄美市名瀬の県大島支庁であった。奄美群島水産振興協議会が資源の回復を目的に提出したシラヒゲウニの採捕承認申請を承認したほか、ソデイカ漁の委員会指示の有効期間を7月1日から1年間延長した。

 

 奄水協のシラヒゲウニ採捕申請によると、瀬戸内町沿岸でウニ300個を確保し、奄美漁協龍郷支所の水槽などで育てて奄美市や大和村の沿岸に放流する。採捕期間は6月1日から翌年3月末までで、県の地域振興推進事業を活用する。

 

 奄美群島各漁協の代表でもある委員からは、ウニが減っている現状を心配する声が相次いぎ、「根絶やしになる前に全面禁漁すべきでは」といった意見もあった。

 

 現行の委員会指示による禁漁期間は9月1日から翌年6月末まで。指示有効期間の来年3月末までに漁業者らとも協議し、全面禁漁や禁漁期間の拡大など委員会として方向性を決めることを確認した。

 

 ソデイカ漁については、禁漁期間(7月1日~10月末)や操業区域の制限(はえ縄50海里以内禁漁)など内容は現行通りとし、委員会支持の有効期間を延ばした。