オニヒトデ駆除879匹/5年連続で三桁維持

 奄美群島サンゴ礁保全対策協議会(会長・伊東義久奄美市環境対策課長)は2013年度の事業実績をまとめた。サンゴ礁を食い荒らすオニヒトデの駆除数は879匹。重点海域を設けて調査と駆除を繰り返す取り組みが奏功して個体は減少し、5年連続で三桁台にとどまった。関係者は「サンゴは回復傾向にあるが、オニヒトデは幼生が海流に乗って入ってくるため調査と駆除の継続が欠かせない」としている。
 13年の駆除数はサ

サンゴ礁を食い荒らすオニヒトデ(手前)の駆除作業=2013年12月3日、奄美市名瀬の知名瀬沖(興克樹さん撮影)

サンゴ礁を食い荒らすオニヒトデ(手前)の駆除作業=2013年12月3日、奄美市名瀬の知名瀬沖(興克樹さん撮影)

ンゴ礁保全月間の92匹を含め879匹で前年度比203匹増。市町村別にみると、与論町が351匹で最も多く、全体の4割弱を占めた。次いで和泊町172匹、奄美市140匹など。58の海域別では和泊町の美瀬北110匹、奄美市名瀬の大浜周辺100匹、与論町の皆田沖89匹などの順で多かった。
 全体的にオニヒトデは小さな個体が目立つ。既に入り込んで成熟した個体を減らしたためだ。同協議会は現在、流入してきた成熟前の個体駆除に力を入れ繁殖の抑制に努めている。一方、白化現象が起きたり、オニヒトデと同じようにサンゴを食害するレイシガイが大量にいた海域もあった。