サンゴ「極めて良好」

サンゴ礁の健康状態などを調査する参加者=21日、与論町茶花沖

サンゴ礁の健康状態などを調査する参加者=21日、与論町茶花沖

 【沖永良部総局】サンゴ礁の健康診断「リーフチェック」(ヨロンリーフチェックプロジェクト主催)は21日、与論町茶花沖で行われた。昨年6月、11月と同じ地点(通称・宮殿西)で調査。造礁サンゴの被度(海底がサンゴで覆われている割合)は浅場(水深約5㍍)が19%、深場(同10㍍)は58%で1年前と変わらず、主催者は「極めて良好な状態」と評価した。一方、魚類の減少や白化サンゴなどが確認され、「今後も他の調査と組み合わせて注視していきたい」としている。(8面に関連記事)

 リーフチェックはサンゴ礁再生の取り組みとして、島内外のボランティアダイバーらが集まり、2000年秋から年2回実施している。今回は22人が参加し、魚類や無脊椎動物の個体数、底質などを調べた。
 調査結果によると、サンゴの被度は浅場、深場ともほぼ横ばい状態が続いているものの、浅場では調査対象外のオニヒトデ1個体を確認。深場では陸からの富栄養化によって増えるとされるガンガゼや海藻が微増していた。
 ここ1年ほどの間に死んだサンゴが2%あったことや白化サンゴも見られたことから、同プロジェクトの渡辺暢雄代表は「何らかのストレスが与えられている可能性がある」と懸念を示した。
 22日にはウドノス海岸沖で、シュノーケリングでも参加できるコーラルチェック(サンゴ調査)を行い、20人が参加した。千葉県から参加した主婦の出口尚美さんは「調査が始まった時から参加している。最初と比べるとサンゴの状態は、だいぶ良くなっている」と話した。