タンカンシーズン到来 はさみ入れ式、実たわわ 奄美大島

たわわに実ったタンカンを手に笑顔を見せる園主の平井さん親子=1日、奄美市名瀬

たわわに実ったタンカンを手に笑顔を見せる園主の平井さん親子=1日、奄美市名瀬

 JAあまみ大島事業本部主催の2020年度「奄美たんかんはさみ入れ式」が1日、奄美市名瀬の果樹園「平井オレンジグロウヴ」であった。生産者や行政など関係者約60人が参加。鮮やかに色づいたタンカンにはさみを入れ、待望の収穫シーズン到来を祝った。


 大島事業本部によると、台風などの影響も少なく表年にも当たることから豊作が見込まれている。共販出荷量は前年度実績を52㌧上回る130㌧を計画している。


 はさみ入れ式で、大島事業本部果樹部会の大海昌平部会長は「日照不足などによる着色の遅れなどを心配していたが、ここ最近の天候回復により例年通りの品質に仕上がってきている。奄美大島選果場をもっと利用して経営安定と産地の活性化に取り組もう」と生産者に呼び掛けた。


 園主の平井常一さん(70)と寿樹さん(43)の親子は「生態系に優しい農業に取り組んでいる。タンカンは糖度と酸度のバランスの良いかんきつ。奄美産のタンカンを食べて冬を元気に乗り越えてほしい」と話した。


 奄美市の朝山毅市長と県大島支庁農政普及課の田中浩人課長が祝辞を述べた後、平井さん親子や関係機関の代表らがはさみを入れ、たわわに実ったタンカンを手に笑顔を見せていた。