バレイショ植え付け始まる 沖永良部島

バレイショの種芋を軽貨物車に積み込む作業員=10月28日、和泊町

バレイショの種芋を軽貨物車に積み込む作業員=10月28日、和泊町

 沖永良部島で主要作物のバレイショの植え付けが始まった。和泊、知名両町のJA担当者によると、種芋産地の出荷量が減少した影響により一部品種で種芋不足となっているが、別の品種や下位等級で代替して栽培面積(和泊362ヘクタール、知名270ヘクタール)分の種芋を確保。当初の計画通り、2021年の同島産バレイショ「春のささやき」は和泊5400トン(前期実績4493トン)、知名4000トン(同3910トン)の計9400トンの共販を目指している。

 

 種芋が不足しているのはニシユタカやゴールド(ホッカイコガネ)などの品種で例年より2割ほど少ない。産地の北海道で玉数が少なく、大玉傾向となっている影響を受けたという。対策として両町のJAは、メークインなど別の品種を増やしたり、B級品なども活用して種芋の量を確保した。

 

 同島の20年産バレイショは新型コロナウイルスの影響で国内の家庭消費が大幅に伸びて価格が上昇。販売額は和泊が前年比122・8%の7億7080万円、知名が同122・2%の7億1300万円と好調だった。

 

 JA和泊の担当者は「市場関係者から今期の販売も明るいのではないかとの見通しを聞いた。10月は雨が少なかったので、干ばつの懸念もあるが、共販目標達成へ向け、生産者や行政などと協力していきたい」と話した。