マンゴー出荷にも影響 沖永良部島

マンゴー出荷にも影響 沖永良部島

マンゴー出荷にも影響
沖永良部島

 【沖永良部総局】相次ぐ台風接近に伴う定期船欠航の長期化は、沖永良部島産マンゴーの出荷にも影響を与えている。島内の多くの農家で6日の定期船寄港を最後に出荷が滞り、価格を下げて島内で販売したり、廃棄処分したりと厳しい対応を迫られている。

 

 沖永良部果樹生産組合(田中隆治組合長、96戸)や和泊、知名両町担当課によると、マンゴー生産はここ10年間で順調に伸びており、今期は生産量約44㌧、生産額約1億500万円を見込む。台風9号の接近前までに7~9割の出荷を終えた農家が多いが、残ったマンゴーの販売に苦慮しているという。

 

 田中組合長は「出荷が止まることは毎年あるが、こんなに長期間続くのは経験したことがない。マンゴーは日持ちしないので、大型冷蔵庫を個人で持てない農家は大変。両町で協力して購入するなどの対策を考えられないか」と訴えた。

 

 知名町のマンゴー農家児玉富杢さんは「出荷はほとんど終わり、残りは人にあげたりしている。他の農家は島内で販売したり、中には捨てたという人もいる。収穫後のマンゴーは長く置けないし、収穫しなくても高温で病気が入り、結局は商品にならない」とマンゴー栽培の難しさを語った。

 

 

大型冷蔵庫で出荷前のマンゴーを保存する農家=14日、知名町