レタス80株を初収穫 コンテナ型工場で水耕栽培 奄美大島宇検農産

コンテナ型植物工場で栽培したレタスの初収穫=23日、奄美市名瀬

コンテナ型植物工場で栽培したレタスの初収穫=23日、奄美市名瀬

 ㈱奄美大島宇検農産(渡慶道社長)は23日、奄美市名瀬知名瀬のコンテナ型植物工場で水耕栽培したレタス80株を収穫した。同工場は2018年12月稼働開始で、初めての収穫。温度や湿度を一定に保ち毎日80株が収穫できることから、同社は定質・定量をセールスポイントに、奄美大島内の青果店や飲食店、宿泊施設などに販路を求めていく。

 

 レタスの水耕栽培は、青果物の安定供給を通した地域貢献の一環。同社など複数の企業を運営する奄美観光グループの渡博文会長(85)が台風時などの青果物安定供給策として発案した。

 

 植物工場は長さ12メートル、幅2・4メートル、高さ2・9メートル。内部に6段の栽培トレイを設けている。管理責任者の武原末明会長付準備室長(61)が12月上旬、愛知県名古屋市にある水耕栽培研究企業で研修を受け、同月11日に初の播種(種まき)を行った。2日おきに300粒をまいている。

 

 栽培品種は「フリルアイス」と「バタビア」の2種で、播種から40日後の収穫が可能。いずれも40株ずつを収穫した。本来の収穫日は21日だったが「初めての収穫だったので、大安に合わせた」(武原室長)という。

 

 23日は渡会長も工場を訪れ、収穫したレタスを試食。「非常に良い物が出来たと思う。製品には自信を持っている。安全、安心な奄美産レタスを多くの人に食べてほしい」と話した。