与論にホロホロ鳥の食肉加工場が竣工

 

祝賀会であいさつする中部日本マルコ㈱の小板橋幹尚社長(上)。3月に竣工した食肉加工場ヨロンアイランドファクトリー=20日、与論町

祝賀会であいさつする中部日本マルコ㈱の小板橋幹尚社長(上)。3月に竣工した食肉加工場ヨロンアイランドファクトリー=20日、与論町

日本マルコインターナショナルグループ(小板橋博行会長)がホロホロ鳥を商材とした6次産業化の推進に向け、与論町茶花で建設を進めていた食肉加工場「ヨロンアイランドファクトリー」が完成。竣工祝賀会が20日、同町の集宴会施設であり、同グループ企業の社員や町内関係者、来賓ら約50人が出席。完成を祝うとともに、加工場を活用した町の新たな産業の確立に期待を寄せた。

 

 日本マルコ㈱は2008年、与論町に事業所を設立し、電子部品の製造など主に島の若い世代の雇用確保に貢献してきた。ホロホロ鳥の食肉事業化は高齢者や障がい者など、より幅広い人材の雇用創出と島の新たな産業の確立を目的に、小板橋会長の肝いりでスタート。

 

 13年からホロホロ鳥の生体・飼育方法などの基礎知識調査、研究飼育など進め、フランスでの飼育技術研修などを経て現在の量産・生産体制を確立させた。事業の本格化に合わせて昨夏、町内にヨロンアイランドファーム㈱を設立し、ホロホロ鳥の飼育業務を行っている。

 

 食肉加工場建設は高級飲食店など全国販売の展開を見据えた。グループ企業の中部日本マルコ㈱(小板橋幹尚社長)が総事業費約1億5千万円かけて整備。4月下旬から稼動予定。開始時は社員2人体制、事業の進展や規模拡大に合わせて順次、雇用を増やす計画。将来的には与論島を拠点に奄美群島でホロホロ鳥を飼育する委託農家も増やしたいという。

 

 祝賀会で中部日本マルコの小板橋社長は「与論で事業を始め10年の節目の年に、高級食材として知られるホロホロ鳥の食肉加工事業を開始することができた。新たな産業、雇用を生み出し、奄美の名産品に加えてもらえるような商品をつくることが事業の目的」などとあいさつした。

 

 山元宗町長は「ホロホロ鳥が与論町の特産品として町内、国内はもちろん世界中で愛されるブランドに発展してほしい」と期待した。

 加工場整備に合わせ、ホロホロ鳥事業のPRのためイメージキャラクターのデザインコンペを、横浜美術大の学生らを対象に実施。祝賀会では入賞者の表彰もあった。