今年は5万本販売へ-徳之島産ショウガ飲料、メーカー社長ら来島

山形の加工食品会社が視察で来島140507徳

 【徳之島総局】徳之島産のショウガを原料にした清涼飲料水を手掛ける加工食品メーカー㈱セゾンファクトリー(本社・山形県高畠市)の齋藤峰彰社長(64)らが6、7の両日、現地視察のため来島した。地元農家との契約栽培で、2014年度は前年度比約10倍の5万本の製造、販売を目指すほか、マンゴーや長命草など地場産物を使った新商品の開発にも意欲をみせる。
 同社は1

989年設立。日本各地の農産物を原料にしたジャムやドレッシング、ドリンクなど高級路線の商品を展開。全国の

百貨店や、直営店約30店舗で販売している。
 徳之島産のショウガを使った新商品の開発は12年12月に着手し、13年初頭に清涼飲料水「徳之島産 島の生姜(しょうが

)」(285㌘、本体価格1200円)が完成。東京、大阪、福岡などの旗艦店で、13年度末までに5千本を完売した。14年度は地元農家との契約栽培で増産を図り、5万本の販売を目指す。

 視察は商品の増産に向けた原料の確保や、徳之島特産のマンゴーや長命草などを使った新商品の開発が目的。初来島の齋藤社長らは滞在中の2日間、地元の生産者や加工業者を訪ね、素材の品質や味を確認したほか、伊仙町の大久保明町長を表敬訪問した。
 大久保町長は「世界自然遺産登録を視野に、各メーカーが徳之島に注目している。農家が品質や出荷量を安定させて、信頼を築けるように支援したい」と話した。
 齋藤社長は「商品のブランド化には土地や生産者の名前が一番重要。徳之島はものすごい可能性を秘めた島。素材を生かして、力強い商品を開発したい」と話した。

(写真:コーヒー農園を視察するセゾンファクトリーの齋藤峰彰社長(右から3人目)ら=7日、伊仙町)