入賞事業者・技術者を表彰 紬グランプリなど関係3大会

本場奄美大島紬産地まつりで表彰状を受け取る南さん=17日、奄美市名瀬

本場奄美大島紬産地まつりで表彰状を受け取る南さん=17日、奄美市名瀬

 2021本場奄美大島紬グランプリ、第32回本場奄美大島紬原図展・製品化コンテスト「翔(はばた)けあまみ」、第24回地球印競技会の表彰式が17日、奄美市名瀬の市産業支援センターであった。入賞作品の製造事業者や製造技術者をそれぞれ表彰した。

 

 活力ある産地づくりを目的にした「第38回本場奄美大島紬産地まつり」(同実行委員会主催)の一環。実行委員長の牧雅彦本場奄美大島紬協同組合理事長は、「業界として消費者に支持される物作りを推進し、着物文化の浸透を図っていきたい」とあいさつした。

 

 紬グランプリでは、龍郷町大勝の「夢おりの郷(さと)」の作品「ダイヤモンド」が最優秀作品賞に当たる鹿児島県知事賞に選ばれた。

 

 織りを担当したのは伝統工芸士の前浜タエ子さん(69)。前浜さんは従業員として同社に30年以上通って機織りに従事してきたが、家族の介護などのため今後は自宅での作業に移行することを決めた。これまでの集大成として9マルキ総絣の同作に挑んだという。

 

 社を代表して田中完県大島支庁長から表彰状を受け取った夢おりの郷の南奈津香さん(39)は、「図案、締め機など各工程を担う社内の職人が一丸となって取り組み、前浜さんが織り上げてくれて完成した。最高の評価をもらえて涙が出る思い」と話した。