医療・福祉事業所へ弁当270食 経済再生へプロジェクト始動 与論町商工会青年部

医療従事者らへ弁当を無償提供した町商工会青年部の会員ら=6日、与論町

医療従事者らへ弁当を無償提供した町商工会青年部の会員ら=6日、与論町

 【沖永良部総局】与論町商工会青年部(髙井秀一朗部長)は6日、新型コロナウイルス収束後を見据え与論島の経済活性化を促すプロジェクトを始めた。6日は最初の企画として、新型コロナ対策の最前線で活躍する医療・福祉従事者への感謝と、苦境にある飲食事業者への応援を目的に、町内の医療・福祉関係7事業所へ弁当270食を無償提供。弁当を受け取った施設職員からは「温かい気持ちになった」「飲食店への恩返しで、今度は弁当を注文したい」などの声が聞かれた。

 

 「I´ll be back(必ずまた戻ってくる)プロジェクト」と名付け、▽島内を気軽に外出できる日常が戻ってくる▽コロナが収束したら、島内の飲食店に戻ってきてほしい▽プロジェクトを大きくして、また戻ってくる│という願いを込めた。

 

弁当を準備する会員=6日与論町

弁当を準備する会員=6日与論町

 医療従事者らへの弁当提供は、1月下旬に企画し約2週間で実施。弁当は会員が営む飲食店や宿泊施設など7事業者が準備し、経費はコロナの影響で中止になった商工会青年部のイベントなどの活動費を充てた。

 

 30食分の弁当を準備した茶花の居酒屋「Takiya」の店主、瀧省吾さん(33)は「外食の機会が減っている医療・福祉の従事者の皆さんに店の味を楽しんでほしいと、弁当を初めて作った。喜んでもらえたらうれしい」と話した。

 

 職員用に120食の提供を受けた与論徳洲会病院の牧均事務長(56)は「感謝の気持ちでいっぱい。職員一同、力をもらった」と喜んでいた。

 

 商工会青年部の髙井部長(35)は「今後は他の経済団体や行政などとも協力し、与論の経済を盛り上げるプロジェクトに発展させたい」と語った。