収量減少も高品質 天城町でマンゴー出発式

紅色に完熟したマンゴーを収穫する大久幸助町長(中央)ら=17日、天城町岡前

紅色に完熟したマンゴーを収穫する大久幸助町長(中央)ら=17日、天城町岡前

 収穫シーズンを迎えた天城町の2018年度産マンゴーの出発式(町熱帯果樹生産組合と町主催)が17日、同町岡前の農園であった。関係者ら約30人が出席。紅色に完熟した果実の収穫を喜び、さらなる品質向上と産地の発展を期待した。同組合は今期、生産量22・2トン、生産額6660万円を見込む。出荷は8月20日ごろまで続く。

 

 同組合の加入農家は34人、栽培面積は約3・9ヘクタール。17年度実績は町全体で生産量36㌧、生産額1億800万円。今期は2~3月の寒暖差で開花数が減少したものの、梅雨期の晴天で登熟が進み、糖度は例年同時期より約1度高い14・5度と高品質に仕上がっている。

 

 出発式は近田伸行さん(41)の農園であり、貴島克仁副組合長は「マンゴーは気象条件や管理体制などに左右されやすい作物。他産地に負けないよう、真剣に栽培に取り組むことでいい物ができる」とあいさつ。

 

 大久幸助町長は「他市町村の見本となるよう糖度上昇などの研究を進め、一流のマンゴーを作って販売してほしい」と生産者らを激励した。

 

 大久町長らがテープカットをして出荷開始を祝い、ビニールハウスでネットに入れられたマンゴーの実を収穫した。試食のマンゴーが振る舞われ、出席者は濃厚な甘さを堪能した。

 収穫2年目の今期は1500個、約600キロの出荷を計画している近田さんは「精魂込めて作り糖度も高いマンゴーを、多くの人に味わってほしい」と話した。

 

 問い合わせは電話0997(85)4616天城町熱帯果樹生産組合へ。