名瀬港寄港 過去最多26回 19年度クルーズ客船予定

乗客約2200人を乗せて寄港するサン・プリンセス=2018年7月20日、奄美市名瀬

乗客約2200人を乗せて寄港するサン・プリンセス=2018年7月20日、奄美市名瀬

 奄美市紬観光課によると、名瀬港観光船バースへの2019年度クルーズ客船寄港は過去最多の26回を予定している。日本客船が好調なのに加え、外国船籍の船舶も増えているのが要因。夏から秋にかけて5~7万トン級の寄港が集中し、年間2万5500人の来島を見込む。同課は「奄美独自の自然や文化が好まれるようだ。クルーズ観光は今後も増えるのでないか」と展望している。

 

 18年度実績は過去最多の18回(外国船籍10回)。旅客数2万1700人のうち外国船籍は1万8533人と8割超を占めた。船舶の大型化で1隻当たりの客数が多かったため。

 

 19年度は20日の「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)を皮切りに、来年3月まで7隻26回を計画している。早朝に入港し、夕方出港する終日観光が主流。

 

 このうち外国船籍は4隻12回が予定されている。最大規模はバミューダ船籍の「サン・プリンセス」(7万7441トン、定員2200人)。台湾発着クルーズが組まれた昨年度より1回多い8回で、8月は毎週寄港する。市は寄港1回当たりの経済効果を5800万円と試算している。

 

 ほかにオランダ船籍の「マースダム」(5万5575トン)、フランス船籍の「ル・ラペルーズ」(9900トン)が初寄港する。

 

 市紬観光課は「東アジア全体で増加しており、特に九州や沖縄は人気。奄美は地理的な魅力に加え、クルーズ会社の事前視察で大島紬などの独自の文化や自然が好まれるようだ」と分析する。

 

 行政や民間観光団体ではインバウンド(訪日外国人)対応も含めた受け入れ態勢整備に力を入れており、18年度はガイドマップ「のんびり奄美」の多言語化(英語、北京語、広東語、韓国語)やキャッシュレス決済説明会、まち歩き観光ガイドの育成などに取り組んだ。

 名瀬港への19年度クルーズ客船入港予定は次の通り。

 

 ▽4月20日、5月4日 ぱしふぃっくびいなす▽5月29日、6月9、13、16日 にっぽん丸▽6月18日 カレドニアン・スカイ▽7月14、18日 ぱしふぃっくびいなす▽7月26日、8月2、9、16、23、30日 サン・プリンセス▽9月3日 マースダム▽9月6、13日 サン・プリンセス▽10月1日 ル・ラペルーズ▽10月23日 ぱしふぃっくびいなす▽10月27日 にっぽん丸▽10月29日 飛鳥Ⅱ▽20年1月3日、2月24日 ぱしふぃっくびいなす▽3月19日 カレドニアン・スカイ▽3月20日 ぱしふぃっくびいなす