増改築工事、最終仕上げ=奄美空港ビル

 増改築工事が最終段階に入った奄美空港ターミナルビルの出発ロビー=4日、奄美市笠利町

増改築工事が最終段階に入った奄美空港ターミナルビルの出発ロビー=4日、奄美市笠利町

 奄美空港ターミナルビル(奄美市笠利町和野)の増改築工事が最後の仕上げに入っている。進捗(しんちょく)率は9割に達しており、完成すれば利便性の向上や混雑の緩和が期待されている。工事完了は6月末の予定。

 

 同ビルは2016年9月、利用者のサービス機能強化を図るため、施設を1・8倍の7545平方メートルに増改築する工事に着手した。総事業費は約25億5千万円。

 

 完成した部分から供用を開始しており、17年10月までに可動式搭乗橋(ボーディングブリッジ)が2基体制となったほか、搭乗待合室や出発ロビーを約2倍に拡張し、国際線チャーター便就航時の税関や検疫などの検査が可能なスペースも確保した。18年2月には到着手荷物受け渡し用ベルトコンベヤーの増設を終えている。

 

 残す工事は吹き抜け部分の耐震補強工事や床の張り替え、1階部分の売店新設などで、夜間も活用して急ピッチで進めていく。

 

 同ビルの瀧清一業務部長は「工事でご不便を掛けているが、ゴールデンウイーク前には工事のための間仕切りなどが撤去され、より快適に利用できるようになる。世界自然遺産登録に間に合うよう、計画通り工事を終えたい」と話した。

 

 同ビルの乗降客数は12年から右肩上がり。17年は前年比6万4437人増の76万241人で過去最多を更新した。同ビルによると、今回の増改築で年間91万2千人の乗降客に対応が可能になるという。